なぜ化学も機械も自動車も──「分野をまたぐ」ことにこだわる理由
当事務所は、私の専門である化学を軸としながら、機械・自動車・半導体・エネルギーなど、幅広い技術分野を扱っています。
「あれもこれもと欲張らず、専門に絞ったほうがよいのでは」と思われるかもしれません。
それでも私が分野横断にこだわるのには、理由があります。
一つの発明は、一つの分野で完結しない
実際の発明は、きれいに一つの分野に収まってくれないことが多いものです。
たとえば自動車をメインとする会社であっても、材料や表面処理といった化学に関わる発明が生まれることがありますし、これまでとは違う新しい事業分野に挑戦されることもあります。
電池ひとつをとっても、化学・機械・制御といった複数の技術が絡み合っています。
「総合的な相談相手」でありたい
発明のたびに、分野ごとに相談先を探して説明し直すのは、お客様にとって大きな負担です。
私が目指しているのは、技術が分野をまたいでも、まずは一つの窓口で受け止められる「総合的な相談相手」です。
「これはうちの専門外なので」とお返しするのではなく、化学が絡んでも、機械や制御が絡んでも、まとめてご相談いただける。
お客様の挑戦に、分野の壁で線を引かずに伴走したいと考えています。
同じ担当者が横断的に担うからこそ
いろいろな分野に絡む複合的な発明を、同じ担当者が横断的に担当できることには、確かな意味があると考えています。
分野ごとに担当が分かれていると、その境界で発明の本質が抜け落ちてしまうことがあります。
一人の担当者が全体を見渡して担うからこそ、分野をまたぐ発明でも、その核心をぶらさずに権利へと落とし込めます。
これは、最初から最後まで同じ担当者が担当する「責任一貫体制」とも深くつながっています。
どの分野の発明でも、まずは安心してご相談いただける。そんな存在であり続けたいと考えています。

